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2016年11月5日土曜日

【最終回:魚くんが紹介!】11月6日(日)終了!今からなら間に合う♪見どころ紹介!Vol④

魚くんだよ♪釣道楽の世界の魅力、ちゃんと伝わってるかな?僕の展覧会紹介はこの回が一応最終回だけど、本当は他にも紹介したかった展示がたくさんあるんだ!盛り沢山の内容だから、この図録はかなりお買い得だね!観覧の後は是非一冊お土産にしてね♪



見どころ⑫
日本号

見どころ紹介に戻るよ!日本号?あれ?この名前・・どこかで見覚えが・・名鎗ならぬ、名竿「日本号 科学型 4.2M」!母里太兵衛もびっくりのフューチャリスティックなネーミングだね!福岡市博物館では、今二本も「日本号」を見ることができるのか・・どっちもすごくかっこいい!

見どころ⑬
1ドルリール

あった!河口学芸員連載の「釣道楽への道」で取り上げられた1ドルリールだ!こんな日本製のリールが、戦後アメリカ兵のお土産用に1ドルで売られていたんだね・・ブリキでできていて、レトロでかわいいな。色も綺麗♪リールが入っていた箱もなかなかかわいいから、コラムでチェックしてね♪
詳細は釣道楽への道コラムで
http://tsuri-douraku.jp/column02.php

見どころ⑭
釣りキチ三平
 釣りキチ三平の原画は、釣りの臨場感が伝わってくるなぁ!自分の乗っている船より大きな魚を釣ろうとしたり、三平は本当に無茶ばかりだよ!僕たち魚にとっては本当に手強い相手・・・矢口高雄さんの絵のうまさは凄すぎる!


 僕の「釣道楽の世界」展紹介、楽しんでもらえたかな?出るときに、もう一つサプライズがあるから見逃さないで!帰る前に是非僕と一緒に記念撮影をしてね♪会場でみんなを待ってるよ~!

Posted by 魚くん(広報担当)

【魚くんが紹介!】11月6日(日)今週末で終了!今からなら間に合う♪見どころ紹介!Vol③

ごきげんいかが?魚くんだよ♪(東京海洋大学の名誉博士じゃないよ!)意外かもしれないけど僕は釣りはしないから、釣展の紹介と言っても全くの素人目線。うまく展覧会の魅力をお届けできたらうれしいな♪

これは話題のオオグソクムシせんべい♪サラダ味の美味しいおせんべいに、ほんのりオオグソクムシ風味♪九州では「釣道楽の世界」でしか買うことができないんだ・・会期終了後は静岡まで買いに行ってね☆

見どころ⑨
朝倉文夫作成の竿忠の像
朝倉文夫さんって、とっても有名な彫刻家なんだね!この竿忠(竿作りの名人)のブロンズ像も
彼の作品。東京大空襲で燃えてしまったのでちょっとボロボロだけど、ご本人の写真を見たらまるで生き写し!新しく作ったものも並べて展示されているけれど、なんだかこっちの方が味があるなあ・・・

見どころ⑩
岡倉天心の像
なにこのハリーポッターに出てきそうな人・・・と思ったら、”岡倉天心”っていう人なんだね?そういえば、「釣道楽の世界」一万人目になった佐田さんが”世界と日本の橋渡しをした”人物とか言ってたな・・・

見どころ⑪
開高健と井伏鱒二のお手紙のやりとり
芥川賞作家開高健と直木賞作家井伏鱒二、2大釣り好き作家の直筆での手紙のやり取りなんだけど、”おちゃっぴぃなお姫様”とか、独特の言い回しがさすがだね♪じっくり読むと面白すぎる!
 
あれ?Vol③でも終わらなかった・・・でも次回で最終回!これを逃すと、もう見ることのできない展示品ばかりなので、是非見てほしいな♪是非会場に遊びにきてね!
 
 
Posted by 魚くん(広報担当)


2016年11月4日金曜日

【魚くんが紹介!】11月6日(日)今週末で終了!今からなら間に合う♪見どころ紹介!Vol②

やあこんにちは!僕だよ、魚くんだよ♪(さか○クンじゃないよ!)釣道楽の世界も、いよいよ6日(日)まで・・・僕の出番も少なくなっちゃうのかな・・?さみしいよ!でもさみしがっている場合じゃないよね、広報広報!前回は庄内竿セクションまで紹介したから、それ以降の見どころを紹介するね☆

見どころ⑤
西郷どんのイカ餌木
あの体が大きくて強そうな西郷さんが、こんなに小さな道具を一生懸命作ったんだと思うと、ちょっと感動だよね♪それにマリ○ッコもびっくりのデザインセンス!大きな水玉がとってもファッショナブルだよ!

見どころ⑥
箸置き&魚譜&魚拓
うわ!何、この大量の箸置き!!良く見ると、全部魚のカタチ!僕に似た子もいるかな?NHK「ふっくのルー」では、これを見るだけでもくる価値あり!なんて言ってたな、納得納得!個人のコレクターさんのものだから、展覧会が終わったら多分もう見ることはできないね、しっかり目に焼き付けておこう♪
ちなみにその周りを取り囲んでいるのは、あのソーセージでおなじみのニッスイが所有している魚譜の原図だって!日本画の巨匠が描いているだけあって、とーっても綺麗♪一般公開されることはめったにないから見逃せないよ!
この他にも、このコーナーには日本最古の魚拓、カラー魚拓などなどたーっくさん展示してあって、どれも眺めているだけで楽しいんだ☆綺麗な魚をいっぱい見たから、うれしくてつい話すぎちゃった♪

見どころ⑦
あの有名人のご先祖も釣りが好き!「品海之釣魚」
隠してたけど、僕結構ミーハーなんだよね♪この「品海之釣魚」に描かれているのは、市川團十郎のご一家が釣りをしている風景なんだって!あれ、この人海老蔵さんにそっくり!昔の日焼け止めってこんなだったんだ!歴史を感じる・・

見どころ⑧
平岡熙の釣道具
たばこケースに釣竿を入れて持ち歩くなんて、おっしゃれ~!これが粋な釣り人ってやつなんだね!平岡熙さんの釣道具は、どれも工芸品として本当に綺麗♪どうせ釣られるんなら安物じゃなくてこんな竿で釣ってもらいたいよ!

ギョギョギョ!見どころが多すぎて全然終わらないよ(泣)でもVol②はひとまずこの辺で・・持ち場に戻るね~♪

Posted by 魚くん(広報担当)

【魚くんが紹介!】11月6日(日)今週末で終了!今からなら間に合う♪見どころ紹介!Vol①

こんにちは!僕は「釣道楽の世界」展で、広報の人に勝手にイメージキャラクター扱いされて困っている魚くんだよ!(さ○なクンとは関係ないよ!)種類としては鯉じゃないかとか、フナじゃないかとかいろいろ憶測が飛び交ってるけど、僕としてはどっちでもいいよ♪そんな僕が、後残すところ3日しかない展覧会の見どころを駆け足で紹介するね!


見どころ①
魚ぉーりーを探せ!in浮世絵
京都の様子が描かれた、洛中洛外図・・きれいだな!説明文に全部で何人の釣り人がいるとか書いてあるけど、全然見つからないよ!まだ入ったばっかりなのにここだけで30分くらいかけちゃいそうで怖いよ!(詳細はブログで!)
https://fcmuseum.blogspot.jp/2016/09/blog-post_12.html
https://fcmuseum.blogspot.jp/2016/09/in.html

見どころ②
あれ?これは徳川慶喜公!タナゴ釣りが趣味だったのか・・・ずいぶんかわいい釣竿を使っていたんだね、でもこれじゃ僕は捕まえられないよ♪

見どころ③
ええっ!?これ、刀の鍔??こんなにまじまじと見たことないよ!よく見ると・・・魚釣りの様子が描かれている!これを毎日眺めながら、「あ~、釣行きたい!」とか考えてたのかな?武士って怖いイメージだったけどなんか親近感湧いちゃうよ♪

見どころ④
伝説の名竿が、贅沢にも三本ぞろいで展示してあるセクション・・・!うう・・・これにはさすがの僕も釣られてしまうかも・・?(詳細はブログで!)
https://fcmuseum.blogspot.jp/2016/10/blog-post_26.html
https://fcmuseum.blogspot.jp/2016/09/blog-post_26.html


とりあえず、Vol①はここまで!あと3日しかないから、すぐに次の回もアップしなければ!頑張るよ♪一旦持ち場に戻るね~☆

Posted by 魚くん(広報担当)

2016年11月2日水曜日

釣道楽の世界―多彩なる水の趣味文化―来場者1万人達成記念セレモニーを行いました!

「釣道楽の世界―多彩なる水の趣味文化」、本日記念すべき1万人目のお客様をお迎えしました!
1万人目の来館者となったのは、福岡市在住の佐田康一様。普段釣りはされないということですが、西郷隆盛が作ったイカ釣りの道具が展示されていると聞き、興味が沸いての来展ということです。

有馬館長から、記念品の展覧会図録と、
 
話題のオオグソクムシせんべいが手渡され、驚きつつも笑顔の佐田様。
 

観覧後に感想を伺ったところ、イカエギの他にも岡倉天心の展示が興味深かったと。日本と他国の文化の橋渡しをした人物ということで興味を持っていた、彼が釣りも嗜んでいたとは意外だった、ということです。

盛り沢山の内容にご満足いただけたようで、「お友達にも勧めます」と言っていただきました。ご来場誠に有難うございました!
 
Posted by:たかむら

2016年10月26日水曜日

釣り人の憧れ、「榧風呂」って、どんなお風呂?

「釣道楽の世界」出品目録を眺めていると、ちょっと気になる名称が出てきます。その名も、「榧風呂」。お風呂と釣道楽がどう関係あるの?と思いませんか。釣道楽と言ってすぐ思い浮かべるイメージと言ったら、きっとこんな感じでしょう…


なかなかお風呂は連想しにくいですね!

さて、本日はこの、「釣道楽の世界」の展示品“榧風呂”に関連する昔話をしたいと思います。庄内竿づくりの名人に上林義勝という人がいました。その名人が決して手放そうとせず、大切に手元に置いていた竿がありました。しかしある時、不幸にも病を得てしまった義勝は、ある人に、「病を癒すには榧の風呂がいいらしい。一週間で榧の木の風呂を作ってもらえたなら竿を譲ろう」と言ってしまったのです。するとなんと、高価な榧の風呂が一週間で作りあげられたのです。そんなことから、この竿には「榧風呂」というユニークな名がつきました。そうです、榧風呂とは竿の名前なのです!その後、作者のもとを離れた「榧風呂」は数奇な運命を辿ります。そんなエピソードを持つ竿が、めぐりめぐって今福岡市博物館に・・!

(3本並んでいる竿の一番上がその「榧風呂」ですが、写真で見えているのはほんの一部!7メートル以上の長さです!)

まさに、名竿は刀より得難し・・という言葉の意味を裏打ちする一品です。第二章「釣りに宿る気風」にてご覧いただけますので、是非会場へお越しください!

「釣道楽の世界」展も、早いものでいよいよ残すところ10日あまりの開催日数となりました。もうご覧になりましたか?名人の手で作られた釣道具の数々は、工芸品としての魅力も満載です! 11月6日(日)まで福岡市博物館でご覧いただけますのでお見逃しなく!

Posted by たかむら

2016年10月24日月曜日

釣り雑誌に釣道楽の世界展が取り上げられました!・・・ってよく見るとなんだかいつもと様子が違います。

本日の博物館は休館日、企画展の展示替えや保守点検などが慌ただしく行われています。
そんななか、ある雑誌が博物館に届きました。



これはうれしい釣道楽の世界展の特集記事。しかも6ページもあります。

でも、ちょっと待って下さい。「釣道楽」の「楽」の字、旧字体の「樂」になってますよ。
記事を読んでみようとしたら、アレアレ、見慣れない字が並んでいます。

こ、これは・・・、ハングル???

そうなんです、実は釣道楽の世界展、10月初旬に韓国の釣り雑誌、その名も『낚시春秋』さんの取材を受けまして、その記事が11月号に掲載されたのです。낚시はナクシと読んで「釣り」を意味します。日本語でいえば『釣り春秋』という雑誌名になるでしょうか。



この雑誌、創刊はなんと1971年。韓国でも歴史がある釣り雑誌の一つです。


昨年度、福岡空港・博多港から日本に入国した韓国の皆さんの数はおよそ80万人。
この記事をご覧になった韓国の皆さんが博物館にたくさん来て下さることを切に願います。

ちなみに、福岡市博物館への行き方と常設展のご案内のハングルページはこちらからどうぞ→후쿠오카 시 박물관

あわせて、当館館長ブログの韓国関連記事もご覧下さい→ここまで来た文化財交流 ~釜山福泉博物館の特別展示「日本の古代文化」~


さらに、日本の皆さんの展示評はこちらからどうぞ→毎日新聞 釣道楽の世界展を見て
※一部会員登録が必要な記事もあります。


学芸課 宮野


2016年10月12日水曜日

Sunday, October 23rd: Japanese Traditional Squid Jig (餌木)Making Workshop!

On Sunday, October 23rd: The Squid Jig Making Workshop will be held!
For those of you don’t fish, I know you have no idea what a squid jig(餌木) is.
It is a very traditional squid fishing tool from Japan. One of the last samurais, Mr. Takamori Saigo, a very famous Japanese historical figure, is known to have been good at creating this tool. (You can see a fishing tool created by him at the exhibition, “The Angling Culture of Japan: History, Diversity and Philosophy of Fishing”.
Sound too professional? Don’t worry. I’m very confident that even those who don’t fish would enjoy this workshop!


You can create your own pattern like these by using poster colors or felt pens. It’s very easy and fun!

We actually held the same workshop the other day with some members of “Wano-kai”, a group to support art activities in Fukuoka. For more information, please check out the following website. (http://www.ffac.or.jp/wa/


Look at those happy faces!


Everyone did a great job!

There are two sessions on the 23rd. Each session has 20 seats available. Pre-order is required.
Date: Sunday, October 23rd ①10:00am to noon ②2:00pm to 4:00pm
Place: Fukuoka City Museum second floor “multipurpose room”
This event is not age-restricted, but elementary school kids or younger should be accompanied by an adult.
How to apply:


Get a postcard with a reply card attached, called “往復はがき” from the post office to apply for the event. (It’s 104 yen). Write your name, age, address and phone number on the blank half of the back side.  On the address field of the back side, please write your name and address, (so that you can get the card mailed back.) On the front side, address section, please write,
〒814-0001 3-1-1, Momochihama, Sawara-ku, Fukuoka
Fukuoka City Museum “Egi Making Workshop”
(You can include two people for an application.)
The post card must arrive at the museum by Sunday, October 16th.
Posted by: Takamura

Sunday, October 16th: Crayfish Fishing in the Fukuoka City Museum!

For many Japanese people, their gateway to the fishing world is crayfish fishing. Imagine the pond in front of the Fukuoka City museum turning into a fishing area! Fascinating, isn't it? It is one day only. Participation is free. No prior registration is required. We'll finish when the crayfish run out.


Place:The pond in front of the Fukuoka City Museum
Day: Sunday, October 16th
Time: 11am to 2pm finish hen the cray fishes run out

Posted by: Takamura

【締切迫る!】10月23日(日)オリジナルのイカエギをつくろう♪ワークショップ開催!

10月23日(日)、釣道楽の世界関連イベント、「オリジナルのイカエギをつくろう」が開催されます!
イカエギといわれても、釣りをしない人にはピンとこないかもしれませんね?伝統的なイカ釣りの道具で、あの西郷さんもエギ作りの名人だったとか!(西郷さんお手製のイカエギは、釣道楽の世界にてご覧いただけます!)今後イカを釣る予定のない人にとっても、きっと楽しんでいただけるワークショップです♪


こんなにかわいくイラストをつけて、自分だけの一品を作ることができるとしたら・・興味が湧いてきませんか?ポスターカラーや、マーカーを使っての簡単彩色です。

実は先日、「わの会」の皆様に一足お先に楽しんでいただきました!そのワークショップの模様をちょっとお見せします☆わの会についてはこちらをチェック!(http://www.ffac.or.jp/wa/


皆様とっても楽しそうに作っていらっしゃいます!


こーんな感じに、本格的な仕上がりになっていましたよ♪申込みは16日(日)必着ですので、是非お早目に!

(参加には本展の観覧券、半券が必要です。各回20名定員。要事前申し込み、応募者多数の場合は抽選となります)

 【日 時】10/23(日)①10:00~12:00 ②14:00~16:00
 【場 所】福岡市博物館 2F多目的研修室
 【対 象】年齢制限なし(小学生以下は保護者同伴)
 【申込方法】往復はがき往信の裏面に住所・年齢・氏名・電話番号、返信の表面に住所・氏名を明記のうえ福岡市博物館「オリジナルのエギを作ろう係」までお送りください。(抽選の結果は参加券の発送をもってかえさせていただきます。1通につき2名様まで応募可。)締切:10月16日(日)(必着)

Posted by たかむら

2016年10月11日火曜日

話題騒然⁈のザリガニ釣り@福岡市博物館!10月16日(日)いよいよ開催!

釣りの入り口は、ザリガニ釣りにあり。博物館前のあの”池”が1日限定で釣堀になります!少雨決行☆どうぞお楽しみに!(参加費無料。当日受付、事前申し込みなど不要。定員なし、ただしザリガニがなくなり次第終了)
【日時】10/16(日)10:00〜 【場所】福岡市博物館前庭(池)


2016年9月30日金曜日

Octopus Bait Making Workshop: “THE ANGLING CULTURE IN JAPAN : History,Diversity,and Philosophy of Fishing” Exhibition

Some special events are planned for our special exhibition “THE ANGLING CULTURE IN JAPAN : History,Diversity,and Philosophy of Fishing”. They are easy to participate in, so even those who have no experience in fishing can enjoy! Why don’t you use this opportunity to wake the fisherman in you?

Sunday, October 2th
Octopus Bait Making Workshop
Octopus bait is too cute to be a fishing tool! Why don’t you make a key holder out of the cute, glittery fishing tool?

Yamaria Corporation

Day: Sunday, October 2th
Time: 11am to 2pm finish when making kits run out.
Place: Fukuoka City Museum 1st floor

To learn more about Octopus bait, please check out the following website.
http://www.yamaria.co.jp/yamashita/tbhistory/01

Please check out following website.
http://tsuri-douraku.jp/

Posted by Takamura

魚も釣れちゃう実用系!キラキラ可愛いタコベイトでキーホルダーを作ろう☆(「釣道楽の世界」関連イベント)

タコベイトってご存知ですか?キラキラしていて可愛いくて、魚を惑わすニクい奴♪(タコ型疑似餌です)
写真提供:株式会社ヤマリア

 只今絶賛開催中の「釣道楽の世界―多彩なる水の趣味文化」では、関連イベントとしてこのタコベイトでキーホルダーを作るイベントを行います☆作ったキーホルダーは持ち帰れますよ♪
日時 10月2日(日) 11:00~14:00
場所 福岡市博物館グランドホール
申込 不要(先着100名様)
参加 無料

タコベイトについてはこちらをチェック!
http://www.yamaria.co.jp/yamashita/tbhistory/01

「釣道楽の世界―多彩なる水の趣味文化」については特設HPをチェック!
http://tsuri-douraku.jp/

Posted by たかむら

2016年9月26日月曜日

釣道楽の世界展 みどころシリーズ⑤ へし切長谷部や日光一文字を所蔵する当館がこういうことをアピールするのもなんですが、「名竿は刀より得がたい」と書かれている江戸時代の日記を展示しています。

釣道楽の世界展の見どころなどをご紹介するシリーズ。
第5回は「名竿は刀より得難し」と書かれた江戸時代の日記がある、です。

前回の記事では、武士が娯楽としての釣りを楽しむにあたってどのように理論武装(正当化)していたのかというお話をさせていただきました。

今回は、そうした「武士の釣り」というジャンルにおいて、江戸時代に最先端を突っ走っていた庄内藩の事例をご紹介致します。

冒頭の「名竿は刀より得難し」というメッセージについてですが、これを書いた人物は、秋保親友(あきほちかとも、18001871)という庄内藩主酒井家に仕えた軍学者です。武士なのにこんなこと言って大丈夫なのでしょうか。

しかし、そこはご心配なく。庄内藩において釣りは武道と同じような扱いをされており、むしろ奨励されていました。早朝の暗い中、道具を担いで長距離を歩き、磯で獲物がかかるのを忍耐強く待つ行為は、心身の鍛練にも良く、武用の助けになると考えられていました。そのため、庄内藩士は、自分たちで竿を作るほどに釣りにのめり込み、良い竹を探して藪にわけいりました。この「名竿は刀より得難し」という言葉も、酒田から鶴岡への道中で20本余りの竹を得た際に発せられた言葉で、庄内藩士の釣りに対する思いを象徴的に示しています。

ちなみにこの前後は下記のような記述になっています。
扨々(さてさて)いつもいふ事なから、名竿は刀より得難し、子孫是を麁末(そまつ)ニ取扱ふへからす、誠執心ニして得難きものといふへし」(鶴岡市郷土資料館蔵「野合日記」より)
いつも言っていたのですね。

庄内藩士は国元にいる時だけでなく、参勤交代で江戸に行った際も、時間があれば郊外に竹を求めて出かけていっています。19世紀の江戸勤番武士の日記には深大寺(東京都調布市)、滝野川(東京都北区)、池袋(東京都豊島区)まで竹を切りに出かけていった記事が出てきます(岩淵令治「庄内藩江戸勤番武士の行動と表象」(『国立歴史民俗博物館研究報告』第155集、20103月))

実は今回、この秋保親友が自作した釣り竿や庄内地方で使われた道具類も多数展示しています。「第Ⅱ章 釣りに宿る気風」の「2 釣りの土地柄」に展示していますので、どうぞお見逃しなく。
本日9月26日(月)は休館日ですので、また、明日以降、皆さまのご来館をお待ちしております。


学芸課 宮野



2016年9月24日土曜日

Can you find all of them? Find fishermen in traditional Japanese Ukiyo-e pictures!

Our exhibition, THE ANGLING CULTURE IN JAPAN : History, Diversity, and Philosophy of Fishing is offering a new and interesting way to enjoy traditional Ukiyo-e pictures. The method was also mentioned in this blog written by curator Miyano.

Do you know the picture book, “Where’s Waldo?” It’s a very fun book; your mission is to find a very small image of Waldo on every page. Waldo is usually standing amongst a crowd of people and that makes it really hard. You can expect to have the same kind of fun while viewing some traditional Ukiyo-e pictures! There are no Waldos to be found in Ukiyoe-pictures of course. Instead, there are many fishermen. Finding them in the pictures is really difficult! Unlike “Where’s Waldo?”, those Ukiyo-e drawings are antiques. Some of the fishermen are almost fading in color! Still, it isn’t mission impossible. If you look very closely at every picture, you can recognize the lively figures of fishermen, sometimes at the river bank, or on the boats, etc… (Please come and see ukiyo-e to find them!)

This new method of viewing ukiyo-e will give you something more than just finding “Waldo-fishermen”. It offers time travel to the Japanese olden days! By staring at the ukiyo-e pictures in an attempt to find fishermen, you’ll notice some other interesting things. I’ll show you some examples.
On the famous Rakuchu-rakugaizu screen, you’ll find this Edo style fisherman image. He made an appearance in our poster as a mascot of the exhibition! 


Please take a closer look at the picture. That will give you a feeling of a time trip! You’ll see what I mean.
Yeah! Just found a samurai, practicing archery! His neighbor must be a sword smith!
 
Look! There is a barber on your right! Is that a thief standing in front of the monk?
(I’m only guessing!)
There are some more interesting images in pictures. Viewing each of them while imaging the stories is fun!

Rakuchu rakugaizu depict the scenery of Kyoto, and there are many of them. The one Fukuoka City Museum has is one of the 5 Rakuchu rakugaizu that are designated as cultural properties. Now is your chance to see this valuable artifact! The open period will close October 16th. Please don’t miss this rare opportunity!


Curator Kawaguchi, who is in charge of the fishing exhibition, its column, and its crayfish event is waiting for you! (Look how busy she is, grappling so many tasks on her own! In addition, she's grappling this gigantic lure as well! ) The lure she is holding is exhibited on the 2nd floor! You'll be able to take pictures with it.

Please visit the following website to check out curator Kawaguchi’s blog.
http://tsuri-douraku.jp/column.php

Posted by Takamura

2016年9月23日金曜日

全部見つけられる・・?魚(うぉ)ーリーをさがせ! in 浮世絵

公式ブログにこんなダジャレタイトルをつけて怒られないか心配ですが、釣道楽の世界ではきわめて斬新な浮世絵の楽しみ方を提案しています。
以前こちらのブログでも宮野学芸員が紹介しています。

浮世絵の中に隠れている、ウォー〇ーならぬ、魚(うぉ)ーリー(釣り人)をさがせ!
これが全然見つかりません!なにせ、年季の入った古美術。魚(うぉ)ーリーたちの中には儚くなりかけている面々もちらほら・・それでもほら!よくよく見るとあの船べりに、あの水際に。楽しげな釣り人達の姿がみえませんか?(会場でお確かめください!)


実際に見ていただくと分かるのですが、描かれた釣り人を全員見つけるのにはかなりの集中力と視力が必要です。でもこれは絶対チャレンジしてみる価値あり!というのも、この鑑賞方法。ゲーム感覚が楽しい!・・というのももちろんなのですが、釣り人を追って隅々まで鑑賞することで、他にも様々な発見があるのが魅力的なのです。たとえば、洛中洛外図屏風。当展覧会ポスターにも登場するこの釣り人でおなじみですね。


それをよーく見ていると、その時代にタイムスリップしたような楽しい気持ちになれるのです。ちょっと試してみましょうか。
 

刀工と、弓を練習中の武士・・ですかね?
 
 右は散髪屋さんかな?左は・・え、強盗!?(なのかはわかりませんよ!)
写真:狩野孝信「洛中洛外図屏風」《重要文化財》福岡市博物館蔵(部分)(展示期間:9月17日〜10月16日)

他にも色々なシーンがあり、想像をめぐらしながら見ると楽しいです。

京都の風景を描いた洛中洛外図屏風は数多く存在しています。そんな中でも福岡市博物館の所蔵であり釣道楽の世界でもご鑑賞いただけるこの洛中洛外図屏風。なんと重要文化財指定を受けている全国5点うちの一つなのです。当館自慢の所蔵品を是非多くの人にご覧いただきたいのですが、こちら10月16日(日)までの限定公開・・・どうぞお早めにご観覧ください!

釣り初心者にして、釣展担当、釣道楽コラム担当、イベント担当、ザリガニ担当・・・色々抱えて大奮闘中の河口学芸員も、皆様のお越しをお待ちしています!(ついでに巨大ルアーも抱えちゃってます!)この巨大ルアー、二階展示室前に設置してあります。自由に手に取って写真撮影できますよ♪


河口学芸員コラムはこちらからチェック!
http://tsuri-douraku.jp/column.php


Posted by たかむら

2016年9月22日木曜日

The Angling Culture of Japan: History, Diversity, and Philosophy of Fishing:We can take a look at an interesting part of Japanese culture through this exhibition!

I think “The Angling Culture in Japan: History, Diversity, and Philosophy of Fishing” is a great title for describing the contents of the exhibition in a short and concise sentence.



I like the title, but when I hear “The Angling culture”, I can’t help but ask myself, is the culture relatable? Or, is it ok for me to talk about it when I don’t know much about it? It looks like I’m not the only one. When I asked my friend to come and see the Great Amazon exhibition, she said “Yes!” in excitement. On the other hand, when she heard that the next exhibition will be about the fishing culture, she looked disappointed and told me, “Well, I don’t fish, so…” I understood her reaction, thinking, it’s not a great idea to force someone who doesn’t fish to come to the exhibition. That is, until I saw the exhibition!

From beginning to end, I was totally enthralled by the beautiful culture of fishing. Fascinated by the beautiful pictures of sceneries,
 
I caught my breath when I saw the lively pictures of fish,
 
surprised by the delicate structures of fishing tools and the histories that they have…

When I exited the exhibition, I thought the true title of the exhibition should be, “Enjoy this beautiful Japanese culture to your hearts content: Fishing, a new approach to viewing Japanese culture. ”

This exhibition is for…

People who like fishing
People who like the arts
People who like history
People who like literature
People who like goods and accessories

If you are one of the above mentioned, I strongly recommend seeing the exhibition.

I think this article is getting too long, so I want to wrap it up here. I am an amateur at fishing, who got lost in the fishing world. I’ll show you how great it is in this series of articles!

Don't be hesitate to enter the world of Angling Culture! Bring your inner fisherman out!
You will be happy then, I'm sure of it :)

 
Posted by
Takamura