2017年1月31日火曜日

学芸員レポート~その5~ ワークショップコーナー

フィンランド・デザイン展の会場出口には、ぬり絵を楽しんでもらえるワークショップコーナーを設けています(写真)。方法はとても簡単で、エーロ・アールニオの作品「パピー」の型紙に、①色を塗り、②ハサミで切り抜いて③壁に貼っていくだけです。

最初は皆さんに参加してもらえるかなと少し心配していましたが、会場を埋め尽くす様々なデザインに触発されて創作意欲が湧くのか、子どもはもちろんお年を召された方まで楽しんでくださっています。オープンからわずか2週間ほどで壁が一杯になってしまいました。



 

コーナーの奥にはハッリ・コスキネンによる「光るムーミン」も見守っています。

貼られたパピーはどれもかわいく美しいのですが、中には「そうきたか!?」と担当学芸員を唸らせる奇想天外な「作品」もちらほら(写真)。




   
でも最近ちょっと困ったことが・・・。あまりにもパピーが多くなって壁に貼る場所がなくなってしまったのです。既に表に顔を出しているパピー(写真)もいますし(苦笑)。



 
そこで早急に対策をたてないと「大変なこと」になる、と関係者で協議した結果、壁を増やすことになりました。そして型紙は従来の半分のサイズ(名付けて子パピー)を準備することも。

まだ展覧会は会期前半。はたして最後までもつのでしょうか。

担当学芸員としてはドキドキですが、このコーナーがこれからどのように成長していくのか、どうか皆さんも暖かく見守ってください。


(主担当すえよし)

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