2018年6月19日火曜日

【Classic City Fukuoka】무료 다운로드! 후쿠오카 안내서의 결정판!


Classic City Fukuoka 저희 박물관에서 특별 제작한 안내서로, 상설전시의 내용을 통해 후쿠오카시의 역사, 문화가 상세하게 설명되어있습니다. 아래에서 무료로 다운로드가 가능하오니 관광하실 때에 참고해주시기 바랍니다.






【Classic City Fukuoka】Free Download! Ultimate Guide of Fukuoka!


"Classic City Fukuoka" is a special guidebook, which introduces Fukuoka city as mirrored in the Fukuoka city museum's permanent exhibition. There are detailed explanations of Fukuoka City's history and culture. You can get the PDF file for free from the links provided below. It'll be your best travel companion during your stay in Fukuoka!






【Classic City Fukuoka】博物館を通して福岡市を一望しよう!多言語ガイドブック

福岡市博物館では、常設展示室において福岡市の歴史・民俗を詳細に紹介しています。
この度、文化庁主催の文化芸術振興費補助金「平成28年度 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」採択事業「博多湾岸《金印ロード》資源活用プロジェクト」の一環として、博物館の常設展示を軸に、市の歴史・文化資源を紹介する「Classic City Fukuoka」を作成しました。

世界各地から来たお客様にも、博物館をとおしてより深く福岡を知っていただきたいという思いから、内容は全て英語翻訳併記となっています。また韓国語・中国語バージョンもご用意しております。以下からダウンロードいただけますので、海外からお客様が来られる折など是非ご活用ください。

http://museum.city.fukuoka.jp/ccf/



Posted by 広報

2018年6月18日月曜日

浄土九州展ブログ 西方に極楽あり その5

この手どう?


今回は仏像調査の話題をひとつ。
佐賀市内にある称念寺の阿弥陀如来立像(鎌倉時代)を調査したときのこと。仏壇から像を降ろして各部の計測や形状・構造などを確認していきます。

撮影も終わり少しほっとしていると、「佐賀の番長」こと学芸員T氏が口を開きました。

T氏「この手どう?」
末吉「どうって、普通にオリジナルじゃないですか。」
(※古い仏像の手足は後世に修理されていることも多いのでよく観察する必要があるのです。)
T氏「いやいや、この手どうじゃなかと?」
末吉「どういうこと?」
T氏「ほら、さわったら冷たかけん。」
末吉「ええっ~、マジですか?」

半信半疑で触ってみると、確かにヒンヤリ。
そう、この阿弥陀像は木で作られているのですが、手首先だけ銅製だったのです。

銅手の阿弥陀は関東地方で数例報告されていますが、滅多にお目にかかれません。頭から、そんなものはないだろうと思い込んでいた僕の失態でした。Tさん、危ういところを救っていただきありがとうございました。


称念寺阿弥陀如来像は浄土九州展で公開されるので、ぜひ御覧下さい。

Posted by 末吉(浄土九州展担当学芸員)

2018年6月12日火曜日

浄土九州展ブログ 西方に極楽あり その4

展覧会タイトル②



僕はこれまで「空海と九州のみほとけ」「九州仏」など、九州に特化した仏教美術展を企画してきました。

このように言うと生粋の九州人という感じがしますが、実際は九州には縁もゆかりもない奈良県出身者です(そもそも「九州」という大雑把な括り自体がヨソモノ的ですね)。実家の近くには中将姫伝説の当麻(たいま)曼荼羅で知られる当麻寺や、『往生要集』を著した恵心僧都源信の生誕地があり、西には「山越阿弥陀図」さながらの二上山(にじょうさん)が望まれます。

よく「どうして仏像をやろうと思ったのですか?」と尋ねられますが、多分こうした大和路の風土や浄土信仰の原点みたいな環境が関係していて、今回の展覧会にも繋がっているのだと思います。

それから高校、大学とどんどん西に移動し、思いもよらず福岡に来て今年で25年目になりました。福岡は食べ物が美味しく、街に活気があって人情も明るく、とても住みやすいところです(奈良人としては海があるのが最高ですね)。今ではすっかり馴染んで、家では息子に「宿題したと?」とか言っています。ただ、自分の中にある根っこの部分と九州の風土や文化との間に、微妙にかみ合わない部分があることは仕事や生活の中でずっと感じてきました。僕の場合、その違和感が九州で仏像を研究する原動力になっていて、仏像を九州と畿内という複眼的な視点で見ることにも役立っているようです。

今回の「浄土九州」というタイトルは、日本列島の西にある九州を西方極楽浄土に見立てたものです。しかし、もうひとつ個人的なレベルで言えば、自分の人生をかけて過ごす場所や時間を浄土に見立ててもいいのではないか、という意味も込めたつもりです。

浄土教的な解釈とは違うのですが、今回はそんなことも意識しながら展覧会タイトルを名付けました。

※写真(相島の猫)は本文と関係ありません。

Posted by 末吉(浄土九州展担当学芸員)

2018年6月5日火曜日

浄土九州展ブログ 西方に極楽あり その3

展覧会タイトル①

展覧会を企画するとき、意外に悩むのが展覧会タイトルとキャッチコピーです。

それはズバリ?!お客様の入りに直結する要素だから!

中身が分かるか?シンプルか?そもそも漢字が読めるか?などなど、受け取る側に立ってあれこれ考えます。

2014年に僕が企画した展覧会では「九州仏(きゅうしゅうぶつ)」という造語をメインタイトルに据え、「奈良や京都の仏像は素晴らしい。だが、九州の仏像はもっと素敵だ。」というコピーを用いました。

http://museum.city.fukuoka.jp/archives/exhibition/2014/kyushubu/

後から気付いたのですが、タイトルは完全なオリジナルではなく、学生時代に読んだ、みうらじゅん・いとうせいこう著「見仏記」(九州編)に出てくるのが初出のようです。そのことは九州仏展のイベントでお二人をお招きした際に直接伝えました。

いっぽう、「奈良や京都の・・」というコピーは帰宅途中のJR筑肥線の車内でふと思いついたものです。かなり挑戦的な言葉で、ある程度の反発や冷笑をあびることも覚悟していましたが、結果的に展覧会を通じて九州地方の仏像がもつポテンシャルを多くの皆様に知っていただけたと思っています。

今回は九州地方の浄土教美術を集めるので、「九州の浄土教美術」という言葉が必ず必要となります。しかし、これを前面に押し出すとなんだか硬くて、一部のコアなファンはともかく一般には敬遠されそうです。

今や様々な情報が氾濫し、価値観が多様化し、あらゆる境界が曖昧になる時代。

「インスタ映え」という流行語が象徴するようにキャッチーであること、そしてはっきりとした「重力」のあるタイトルが求められている気がします。そこで、今回は「浄土九州」をメインタイトル、「西方に極楽あり」というコピーを前面に出すことに決めました。

ただ、これも決して軽いノリで決めたわけではないのです(続きは次回)。

Posted by 末吉(浄土九州展担当学芸員)