2026年1月13日火曜日

「魔法の歴史スコープ」観賞ガイド 第2回 弥生時代の「人と環境」

福岡市博物館では、2026221日(土)から412日(日)まで、特別展「魔法の歴史スコープ~見つめてみよう福岡の今~」を開催します。「人と環境の関わりの歴史」にスポットをあて、「今」そして「未来」を考える展覧会です。

このブログでは、展覧会を楽しむためのアレコレを紹介したいと思います。



「縄文時代は狩猟・採集の時代、弥生時代からはコメ作りがはじまり農耕の時代になる」

こんな風に学校で習いましたよね。

では、弥生時代の「人と環境の関わり」はどのようなものだったのでしょう?

常設展示室の板付遺跡のジオラマから考えてみましょう。


板付遺跡(福岡市博多区板付)は、日本で最も古い農耕集落遺跡のひとつです。このジオラマは、2500年くらい昔の様子を再現したものです。堀で囲まれた集落、コメ作りをする水田、集落がある高台と水田の間には水路がみえます。

集落のなかでは、太い木材をつかって、竪穴住居を建築中の人たちがいます。木材は近くの森から切り出してきたのでしょう。


 水路には堰がつくられ、水田に水を引き入れます。水田をつくるために集落の人たちは協力して土地を切り開いたことでしょう。コメ作りや日々の暮らしが便利になるように、土木工事をして川の自然な流れに手を加えていたのですね。


 集落を取り囲む堀は環濠とよばれます。外敵から集落を守るためのものだったといわれています。

本格的な農耕がはじまった弥生時代、人びとは大規模な土木工事をして、集落をつくり、水田をつくっていたことが分かります。まわりの環境に積極的にはたらきかけて、自分たちが暮らしやすいように環境を整える時代が幕を開けたといえるでしょう。

さて、特別展「魔法の歴史スコープ」の核心にせまる「テーマでめぐる常設展ギャラリートーク」は、特別展の担当学芸員Aが皆さまをご案内します。是非、お越しください。

            「テーマでめぐる常設展ギャラリートーク」~大地を拓く~

            開催日時:2026年1月17日(土) 午後2時~3

   集合場所:福岡市博物館2階 常設展示室入口

   参加費:無料 ※常設展・企画展の共通観覧券が必要(中学生以下は無料)

   参加方法:事前申込不要、時間にあわせて上記集合場所にお集まりください

(by おーた)

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