福岡市博物館では、2026年2月21日(土)から4月12日(日)まで、特別展「魔法の歴史スコープ~見つめてみよう福岡の今~」を開催しています。「人と環境の関わりの歴史」に焦点をあわせて、「今」そして「未来」を考える展覧会です。
このブログでは、展覧会を楽しむためのアレコレを紹介したいと思います。
前回、「福岡に人がくらし始めたのは3万年以上前」という話をしました。
ところが「“福岡”に人がくらし始めたのは400年前」なのです!!
ここでいう“福岡”は城下町・福岡のことです。
1600年の関ケ原の戦の後、黒田家が福岡を治めることになり、福岡城と城下町を築き上げました。発掘調査によると、城下町・福岡には、それ以前に、人びとがくらしていた痕跡がほとんどないのだそうです。
この写真は、江戸時代前期の福岡・博多の様子を描いた「正保福博惣図」です。福岡城から海側に広がる町が城下町・福岡です。城下町・福岡の右上には、那珂川と中洲を挟んで博多の町があります。さらに博多の町の右上には、御笠川を挟んで松林が広がっています。
城下町が築かれたのは、もともとは砂地や湿地で、人がくらすには不向きな場所でした。20cmから1mほど盛り土をして町を整備していたことが分かっています。大土木工事の末に、城下町・福岡は築かれていたのです。
さて、この「正保福博惣図」、普段は博物館の常設展示室で、壁面に出力したものをご覧いただいていますが、特別展「魔法の歴史スコープ」では、久々に本物を展示しています。巨大すぎて、なかなか展示する機会に恵まれず、2002年の特別展「福岡築城400年記念 黒田家 その歴史と名宝展」以来、24年ぶりの大公開です。次の公開はいつになることやら……。
ところで、常設展示室壁面の「正保福博惣図」と本物の「正保福博惣図」には大きな違いが一つあります。それは……。常設展示室と特別展示室の「魔法の歴史スコープ」を両方みて、お確かめください。 特別展「魔法の歴史スコープ」の観覧券には、常設展・企画展の観覧券がセットになっています。
(by おーた)


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