後輩が主担当としてがんばっている姿をすぐ横で見てきました。展示品の選定からイベントの企画構想、展示品集荷の段取り、分厚い図録の執筆、開会直前の展示作業。始まったら毎週の展示解説に来訪者への対応。それはもう八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍です。
そして後輩を支え事業を統括する係長の深い苦悩。とても言葉では言い表せません。
それだけ努力し、集めた展示品ももうすぐまた元のところへ帰って行き、ばらばらとなる。何かあっけない。生まれては消える、こういうのを「諸行無常」というのでしょう。
でもだからこそ、記憶にとどめておいてもらいたいのです。40年後、「新 新・奴国展」があるとすれば、それは市民の皆様のご支持・ご協力の賜物です。
話が重くなってしまいましたが、まだご覧になってない方は、ぜひこの機会に足を運んでください。それが「新・奴国展」に関わった博物館職員一同の「切なる願い」です。
※ 八面六臂…8つの顔と6本の腕。転じて一人で多方面にめざましい活躍をすること。
学芸課:木下
0 件のコメント:
コメントを投稿