“保健室の思い出”
花器/作品番号129
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf,
Foto: Studio Fuis-ARTOTHEK
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茶色のガラス花器、担当者の「これって保健室にあった消毒瓶みたい」という第一印象から採用されたコピー。本展の作品のなかでも1つしかない形状のものです。デザインに注目すると、最初の頃に紹介していたもの(作品番号7、9、10)は、日本や中国美術から直輸入したかのようでしたが、アール・ヌーヴォーの成熟期には「東洋美術」よりも、むしろガラス工芸の世界に革命をおこした「ガレの様式」にならった作品がつくられるようになります。左右非対称、身近な動植物という特徴は備えたままですが、デザインの使われ方に大きな変化がみられます。(学芸:河口&末吉)
作家名などの詳細は下記出品目録をご覧ください
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