福岡市博物館のお隣、総合図書館内にある「点字図書館」が、当館発行の市史だより点字版を作成してくださいました!
歴史系の文書は点字図書館内でも人気が高く、常日頃から利用者の方々の地元の歴史に対する関心の高さを感じていたという担当の岩本さん。市図書館として市民の方々に広く福岡市の歴史を知っていただく必要性も感じていらっしゃったことから今回の点字翻訳に踏み切られたとのこと。
昨年の11月ごろからスタートし、今年5月末までに1号~22号までを翻訳。現在22号、23号の翻訳に取り組んでくださっているそうです。
点字翻訳された市史だよりは、総合図書館1階「点字図書館」にて御覧いただけるほか、視覚障がい者向けのオンライン図書館「サピエ図書館」 https://www.sapie.or.jp/cgi-bin/CN1WWW ※要会員登録 にも掲載しており、世界中からダウンロードが可能です。
音標文字である点字を用いて市史だよりを翻訳される際一番心をくだいたのは、その時代の漢字の読みを正しく入力すること。(例としては、郡を、ぐんと発音するのか、こおりと発音するのか、というようなものです。)正確性を期するために当館市史編さん室に逐一確認を取っていただいたのだとか。点字翻訳にそのようなご苦労があるとは知りませんでした。
点字図書館では、市史だよりのほかにも様々な読み物が点字翻訳されています。是非ご利用ください!
福岡市博物館 高村(広報)
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