今年のイベントは多種多様。
主なイベントは、
★9月9日(土)古代衣装ファッションショー
市民の方がモデルとなり、古代の衣装を着用してグランドホールでファッションショー。
なんとMCに女優・タレントの遥風さんを起用!
★9月18日(祝)よみがえる古代の響~雅楽コンサート~
古代の日本音楽「雅楽」。雅楽のフルオーケストラと舞をグランドホールで再現!
★10月1日(日)シンポジウム「鴻臚館を行き交った人々と唐物」
このほかにもワークショップ2回、関連する講演会3回。
・・・と、言葉で書くと簡単だけど、いざ実施するとなると多くの作業が・・・
ファッションショーを例にとると、
・企画書の作成、
・監修の先生(今回はその筋ではチョー有名な山口千代子氏)の日程確保・連絡
・モデルの募集(広報・応募・返信)
・機材・消耗品の調達
・マスコミ等への取材依頼
・実施日の警備体制・担当配置等の検討、等々
これをすべてのイベントで考えなければならないので、大変です。
オープン一週間前、図録は間に合うだろうか、イベントの準備は万全だろうか、と頭をよぎりつつ、資料・作品の展示が始まります。ほとんどが他館からお借りしたもので、中には国宝・重要文化財もあるので、慎重に開梱し、展示をしていきます。
資料・作品を置いたら、それで終わりではありません。
とりわけ重要なのがライトの位置(過去記事参照)。
平成7年に私が「縄文時代展」をやったときは、新潟の火焔形土器の文様を見やすくするために、当時の横山浩一館長と何度も何度もライトの位置を変えました。
展示が終わりました。明日はいよいよ開会式です。
はたして、お客様は大勢いらしゃるだろうか?
展示の内容に満足していただけるだろうか?
何か忘れ物はないだろうか?
と色々なことが頭をかすめていきますが、きっと満足していただけるものと信じて、
いよいよ明日、9月7日(木)オープンです!
博物館の特別展は、多くの過程を経て、多くの人がかかわり、福岡の市民の方、観光客の方に、福岡の歴史・文化、日本の歴史・文化を見ていただくために、開催いたします。
最後に、発見100年記念特別展「よみがえれ!鴻臚館」の担当者を紹介します。
鴻臚館シスターズ+1です。
撮影:学芸課長・米倉(画角が少しゆがんでますよ!)
学芸員・管理課職員・広報担当職員の6名で、このほかにも担当者の係長などの博物館職員、資料を借用に行ってくれたり、イベントのサポートをしてくれる学芸課の職員、展示ケースのガラスを毎日きれいにしていただく清掃の方、資料保護のために温湿度を管理している方、警備の方、デザイナーや運搬業者などの外部の関連する方々、博物館の特別展を実施するために実に多くの方々がかかわっているのです。
ぜひ、博物館においでください。鴻臚館シスターズ+1がお待ちしています。
「よみがえれ!鴻臚館」展の話は、担当者である「+1」が引き継いで、展示品の紹介等をしていきます。
私のほうは、特別展から離れて、博物館のことをいろいろと。
次回は、ユニバーサルな博物館についてです。
posted by.米倉
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