記念講演会は「ルドルフ2世の宮廷で花開いた芸術」と題して、フランス美術館連盟文化財担当顧問・名誉主任キュレーターのアラン・タピエ氏にご講演いただきました。
フランス語でのご講演でしたので、通訳をアンスティチュ・フランセ九州で西洋美術史の講師をつとめられておられる小柳由紀子さんにお願いしました。
講演では、ルドルフ2世の生い立ちや当時の政治的背景、彼の下に集まった芸術家たちと、その作品から見える宮廷で育まれた芸術の特質などについて、作品の画像を交えながら詳しくお話いただきました。
本展のヨーロッパ側監修者でもあるアラン・タピエ氏は、1984年から2003年までカーン美術館で学芸員および館長を、2003年からはリール美術館長、オスピス・コンテス博物館長を務められた方。今回の展示作業にも立ち会われ、展示作品の並び順や、作品と作品の間をどのように、どの程度あければ美しく見えるかなど、様々にレクチャーいただきました。
タピエ氏のご意見も盛り込まれた展示を観に、是非会場までお越しください!
Posted by 学芸課 髙山
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