肉眼で見ることができない小さな世界
福岡市では毎年数十件の発掘調査が行われ、これまでに千件を超す発掘調査が行われました。発掘調査では、土器や石器・青銅器・木製品などさまざまな遺物が出土しますが、中には肉眼では見ることのできない微細な遺物も出土します。
また土器や石器に残された微細な痕跡が後から見つかることもあります。これらの微細な遺物や痕跡は、発掘現場から持ち帰った土や土器などを、顕微鏡をのぞくことによって発見されます。
例えば、土の中に残された花粉や寄生虫の卵、土器を作るときに粘土の中に混ざった虫や植物の痕跡などは肉眼で見つけることはできません。一方、青銅器や鉄器に残った布などは、顕微鏡を覗くことによって材質が判明できます。
今回は、これらの微細な遺物や痕跡など、発掘調査から覗いた、ミクロの世界を見学に行きましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿