“悲しみの花器”
花器(スイレン)/作品番号29
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf,
Foto: Studio Fuis-ARTOTHEK |
一見黒くみえるのですが、よく見ると濃い紫色。シンプルなデザインでつぼみと満開のスイレン(多分スイレン科のコウホネ)が描かれています。でも、なんだか寂しそうにみえますね。“悲しみの花器”シリーズと呼ばれるこの作品の制作にあたっては、背景に制作者・ガレのお母さんが亡くなったことと関係しているといわれています。スイレンは東洋のハスの代わりになるもの。「ガラスの詩人」と称されるガレなりの弔いのカタチなのかもしれません。(学芸:河口&末吉)
作家名などの詳細は下記出品目録をご覧ください
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