数日前からぐっと冷え込んでいることに加え、当日はなんだか雲行きのあやしい空模様。どれくらいの方に来ていただけるのか心配でしたが、開場時間になってみれば、150人近い聴講者がお越し下さり、みなさまの熱意に後押しされつつ、開幕!
まずは館長からのご挨拶
講演会は講演2本にセッションという3部構成。講演2本はそれぞれ講演会タイトルでもある「空の福岡」「海の福岡」に対応しており、ふたつの視点から福岡市の足跡をたどってみようという試みです。
まずはじめは「空の福岡」。柴多一雄先生から、戦前の福岡で花開いた民間航空事業を軸に、明治から昭和にかけての福岡の発展についてお話しいただきました。
柴多一雄先生(長崎大学名誉教授)
フムフム…どこに飛ぶにも福岡は中継地として重要なポイントだった、と…。
フムフム…どこに飛ぶにも福岡は中継地として重要なポイントだった、と…。
つづいて「海の福岡」。石橋知也先生から、戦後、福岡市が臨海部をどのように整備してきたか、当時の人々がどんな福岡の未来像を描いたのか詳しく講演いただきました。
石橋知也先生(福岡大学工学部助教)
福岡市もはじめは北九州と同じく臨海工業地帯を造ろうと計画したものの、やっぱやめ! となったとか。
福岡市もはじめは北九州と同じく臨海工業地帯を造ろうと計画したものの、やっぱやめ! となったとか。
最後のセッション。講師のお二人と有馬館長との三者で、これまで振り返ってきた福岡の来歴から、これからの福岡の展望についてのお話がありました。
セッションの様子。これまでの福岡と、これからの福岡について
こんな感じで盛況のなか幕を閉じた講演会。全部で3時間とちょっと長めでしたが、ご参加くださったみなさまにはお礼申し上げます。本当にありがとうございました!
なおこの講演会の内容は、市史編さん室で発行している研究誌『市史研究 ふくおか』第12号(来年初夏ごろ発行予定、非売品)に掲載される予定です。
この研究誌は発行後、市内の図書館等に架蔵される予定ですので、聞きたかったけれど参加できなかった、という方はぜひご覧くださいね。
市史講演会、次回はまた来年の秋ごろ開催される予定です。どうぞお楽しみに~!
posted by たに
待ちどうしいですね、「市史研究ふくおか」第12号の発刊を楽しみにさせていただきます。
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