2017年5月24日水曜日

よみがえる鴻臚館時代の「食」イベントレポート

だんだん温かくなってきましたね♪皆様いかがお過ごしですか?
さて、去る5月20日(土)、福岡市博物館1階講堂にてスペシャル講演会「よみがえる鴻臚館時代の「食」」を開催しました!

講師は、古代食研究家の前川佳代さん。前川さんの研究成果はNHKなど各種メディアで取り上げられ注目を集めています。

NHK「趣味どきっ!」5月16日放送
鴻臚館があった時代、人々は何を食べていたのか。そんな謎に迫った講演会…参加できなかった方のために、参加者の声を少しだけ紹介させていただきます☆


  • 受講して面白かったのは甘葛煎の再現実験でした。大分で勤務していたので、やせうまの源流がハクタクというのに興味をひかれました。今度大分に言ったらみんなに教えてあげたいと思います。興味深い講演有難うございました。
※ハクタクとは中国敦煌でも食べられていた古代食のようです。「小麦粉をねってのばして方形にきったもの」なのだとか。「はふたふ」として枕草子にも登場するようです。
  • 奈良時代でも上流階級の人々は贅沢な食事をしていたのに驚いた。調理法はともかく、料理の材料が多岐にわたっていることに改めて驚いた。
  • 貴族の食事が予想をはるかに上回るゴージャスさでした。庶民の食事の地味さも予想以上でしたが。甘味が少ないというのは知っていたのですが。それにしても樹液からシロップを作るのがあんなに大変だとは思いませんでした。

多くの方が、新しい発見をされたようですね!古代の食について興味を持っていただく良いきっかけになったのではないでしょうか?他にも貴重なご意見の数々、誠にありがとうございました!

当講演会は、福岡市博物館にて9月7日(木)から開催の「よみがえれ!鴻臚館―行き交う人々と唐物―」のプレイベントとして開催されました。
今回のイベントでは古代のお菓子の味見は残念ながらできませんでしたが、展覧会の会期中10月9日(月・祝)には、古代のお菓子作りワークショップを開催します☆ワークショップの講師も前川佳代先生がご担当されます!楽しみですね♪

今後のイベント情報や展覧会詳細は福岡市博物館ホームページにて随時ご案内しますので、どうぞお見逃しなく!

Posted by 高村(福岡市博物館広報)

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