2019年11月28日木曜日

第二回 今週のよし大賞 受賞作品が決定しました!

特別展『挑む浮世絵 国芳から芳年へ(通称:よしよし展)』会場前にて公開中の『よし札』から、秀逸作を毎週ご紹介する、【今週のよし大賞】。今週も受賞作が決定いたしました!

受賞作品
”渋谷でよし゛”
お、選者もすえ”よし”さん!!あの音楽で聞こえてきた貴方・・同世代ですね・・

2019年11月26日火曜日

「江戸」と「博多」のつくられたイメージ ―福岡市史講演会を開催しました

 さる10月5日(土)、講堂において、第15回福岡市史講演会を開催しました。
 市史講演会には年に一回、だいたい秋ごろの開催で、毎年多くの聴講者の方がお越しくださいますが、今回はとくに早々の満席となりました。

写真:講演会中の講堂。館長による最初の挨拶
まずは恒例、館長からのごあいさつ

 「近世都市の記憶―江戸と博多、そのイメージを問う―」と題した今回の講演会では、おふたりの先生を講師にお招きし、それぞれのご専門から、江戸と博多について語っていただきました。

 まず岩淵令治先生によるご講演「幸せな江戸像を問う」。
 現在のイメージの「江戸」と、近世期の江戸の実態との乖離を、当時の資料をふんだんに、たくさんの事例からお話しいただきました。

岩淵令治先生
写真:登壇する岩淵令治先生
江戸はリサイクル都市? 豊かで清潔? それってホント?

 次に中野等先生によるご講演「近世における「博多」ブランドの消長」。
 近世期、「博多」ブランドとして台頭する工芸品や食品について、どのようにその由緒が語られてきたのか、資料を追って詳しくお話しいただきました。

中野等先生
写真:登壇する中野等先生
唐織物、博多練酒、博多素麺、博多こま…

「江戸って世界でも先進的な都市だったんだよね」「博多は昔から貿易都市だったから、こういう品が生まれたんだよね」という具合に、つい前提としてしまいがちな、固定化されたイメージについて、もう一度問い直す講演会。どなたにとっても新しい発見があったのではないでしょうか。

 ご講演くださった講師の先生方、講演会にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

 なおこの講演会の様子は、来年の春ごろに発行される研究誌『市史研究 ふくおか』第15号に掲載される予定です。『市史研究 ふくおか』は非売品ですが、福岡市内をはじめとする自治体の図書館などでご覧いただけます。

 発行までしばらくお時間をいただきますが、行きたいけど行けなかった! という方は、どうぞお楽しみに。


 ちなみに…、
 シリーズ『新修 福岡市史』の「資料編 近世3 町と寺社」では、福岡・博多の町人や城下の寺社に関する資料を掲載しています。


『新修 福岡市史』「資料編 近世3 町と寺社」

博多商人である神屋宗湛・伊藤小左衛門に関する資料、挿し絵と文で福博のニュースを面白おかしく描いた「旧稀集」や、松囃子・山笠といった祭りに関する資料、神社や寺院の由緒書など、近世期の城下町の暮らしがうかがえる資料集になっています。

 (「資料編 近世3」概要・目次
  https://www.city.fukuoka.lg.jp/shishi/kankou15.html )

 今回の講演会で、江戸期の福岡に関心が深まったという方にもぜひおすすめしたい一冊。古文書の翻刻ですが、挿し絵も多くわかりやすい内容になっています。

 当博物館ミュージアムショップをはじめ、ジュンク堂書店福岡店さん、丸善博多店さんなどで販売されていますので、よかったらお手に取ってみて下さい。

●「新修 福岡市史」HP https://www.city.fukuoka.lg.jp/shishi/

(Posted by たに)

2019年11月21日木曜日

특별전 <도전하는 우키요에 구니요시부터 요시토시로> 2019년11월16일(토)~12월22일(일)



우타가와 구니요시(1797-1861)는 다이나믹한 무사 그림과 독특한 희화로 막부 말기 우키요에(풍속화)에 혁신을 부여한〝기상(奇想)″의 화가입니다. 그러한 구니요시의 밑에는 많은 제자들이 모여 그 문파는 격동하는 시대 속에서 항상 새로운 그림 소재와 표현에 도전하였습니다. 그 중에서도 츠키오카 요시토시(1839-92)는 우키요에와 서양화의 융합을 내세운 화가로서 최근 다시 주목을 받고 있습니다.
이번 전시에서는 나고야시 박물관의 풍부한 우키요에 컬렉션으로부터 약 150점을 엄선하였습니다. 왕성한 호기심과 유연한 발상, 넘치는 표현력에 의해 구니요시가 개척한 여러 면이 어떻게 제자들에게 계승되어 변화하였는가에 주목합니다. 일부 충격적인 표현이 있으므로 주의하시기 바랍니다.

일반: 1,400엔(1,200엔)고등, 대학생: 900엔(700엔) 초등, 중학생500엔(300엔)
*미취학생은 무료.
*외국 국적이신 분은 여권 또는 재류 카드 등 국적을 증명할 수 있는 것을 제시하실 경우 예매 요금으로 할인.

【Special Exhibition】UKIYOE that Challenges Kuniyoshi, Yoshitoshi...and More Saturday 16th November. 2019 ~ Sunday 22nd December. 2019



Utagawa Kuniyoshi(1797-1861) was an artist who established a brand-new standard in the Ukiyoe world at the end of the Edo period by creating some dynamic woodprints of warriors and unique satirical pictures. Kuniyoshi, who was a big-brother type, att
racted many disciples. He and his school tried to evolve the Ukiyoe art as a whole by continuously challenging new themes or new style of expressions in a period of drastic change and confusion. Tsukioka Honen(1839-92) is especially regaining his rep
utation nowadays as an artist who greatly contributed to seamlessly integrate Ukiyoe and western art.
 This exhibition introduces about 150 ukiyoe art from the collection of the Nagoya City Museum, and focuses on how the new aspect of Ukiyoe art that was founded by Kuniyoshi, with his expressiveness, brimming curiosity and flexible way of thinking, w
as inherited and further evolved by his disciples. There are some shocking expressions, so please be prepared!

Admission
Adults: \1,400, High school/University Students: \900, Elementary/Junior High School: 500
Discount for non-Japanese nationals (ID such as passport or residency card required)

【기획전시실 4】 물가의 그림엽서 –명소 풍경으로서의 낚시꾼– 2019년11월19일(화)~2020년1월26일(일)



물가의 풍경은 어딘지 모르게 아련합니다


커다란 과자 상자 안을 가득히 메운, 오래된 그림엽서. 정말 우연이었지만 맨 위 첫 장은 낚시하는 이의 모습이 담겨있었습니다. 30년 즈음 전, 즐겨 다니던 헌책방에서의 일이었습니다. “괜찮으시면 가져가세요. 그냥 드릴게요” 그 말에도 불구하고 천 엔 짜리 한 장을 놔두고 그림엽서들을 가지고 왔습니다. 전쟁 전의 관광지를 담은, 300장 정도 되는 그림엽서였습니다. 찬찬히 살펴보았지만 <낚시>는 결국 이 한 장 밖에 존재하지 않았습니다.

낚시 문헌 수집가인 가네모리 나오하루 씨는 <낚시>에 관한 그림엽서 수집의 첫 장에 관해 이와 같이 저서에서 회상하고 있습니다. 이후 30년 이상에 걸쳐 수집한 컬렉션을 후쿠오카시 박물관에 기증하였습니다.

【Feature exhitbition 4】Picture Postcard of the Waterside Nov. 19, 2019 (Tue) ~ Jan. 26, 2020(Sun)




The scenery of the waterside is somehow nostalgic. 

There was a big box full of stacked old postcards. Coincidentally, the one that was situated on the top of the stack had an image of fishing. About thirty years ago, I found it at my favorite secondhand book shop. “If you like it, please take it for free.” The bookshop owner said. However, I gave him a 1,000 yen bill and took it home. The box contained about 300 picture postcards of famous tourist spots in the pre-war period. I studied each picture, but none of the other postcards had an image of fishing.
 
 Kanamori Naoharu, a collector of fishing related articles, described in his book “Traveling within picture postcards: Waterside archive of angler”. It was the first postcard with an angling image that he was first collected. Mr. Kanamori kindly donated the collection of picture postcards which he had collected throughout 30 years.
 
 In this exhibition, we will pick up and introduce some old postcards that show old sceneries of waterside such as river, lake, shore, and port. Please explore the nostalgic Japanese watersides while viewing the donated angling picture postcards.


【企画展示室4】水辺の絵葉書─名所風景としての釣り人─ 令和元年11月19日(火)~令和2年1月26日(日)


なんだか水辺の風景は懐かしい

大きな菓子箱いっぱいの古絵はがき。まことに偶然だったのだが一番上の一枚に釣り姿が写っていたのである。三十年ほど前、なじみの古書店でのことだった。「よろしければどうぞお持ち下さい、差し上げます」と言ってくれたのだが、千円札を一枚置いて持ち帰ったのである。戦前の観光地のもので三百枚くらいあっただろうか。ゆっくり調べてみたのだが「釣り」は結局この一枚だけだったのである。
 釣り文献コレクター・金森直治氏は、「釣り」絵葉書コレクションの最初の一枚について、このように著書『絵はがきを旅する つり人水辺のアーカイブ』(つり人社 二〇一二年)で振り返っています。このあと三十年以上にわたって収集したコレクションを、金森氏は、福岡市博物館へご寄贈くださいました。
今回の展示では、近代化のなかで凄まじく変わってしまった川・湖・海岸・港などの水辺の風景を、古い絵葉書の中から拾い上げていきます。寄贈された「釣り」絵葉書を中心に、在りし日の日本の水辺の風景をお楽しみください。

2019年11月20日水曜日

第一回 今週のよし大賞 受賞作品が決定しました!

12月22日まで開催中の特別展『挑む浮世絵 国芳から芳年へ(通称:よしよし展)』では、皆様の日常に潜む、様々な“よし”をしたためた『よし札』を会場入り口前にて公開中です!

投稿された“よし”の中から、秀逸作を毎週ご紹介する、【今週のよし大賞】。受賞を目指して多くのご応募、お待ちしております!(賞品はございませんが・・。)

受賞作品
”妻は元気で留守でもよし”

2019年11月1日金曜日

文林堂活版見学会 & 活版印刷ワークショップを開催します

文林堂活版見学会と活版印刷ワークショップの開催


福岡市城南区鳥飼で、今も現役で活版印刷を続けておられる文林堂さん。

文林堂さんの様子

 2018年12月に開催した福岡市史講演会「活字文化の現在・過去・未来」では、ロビーで文林堂さんの写真パネルを展示させていただき、ご好評を博しました。
 今回は新修福岡市史 特別編『活字メディアの時代』連動企画の第2弾として、文林堂さんで見学会&ワークショップを開催いたします。あたたかい風合いを持つ活版印刷の魅力に、この機会に触れていただければ幸いです。
(※見学会・ワークショップとも、開催場所は城南区鳥飼の文林堂さんです。博物館でのイベントではございませんので、ご注意ください)



文林堂店主・山田善之さんのお話をうかがいながら

【概要】


 かつて福岡でも文芸同人誌やサークル誌、あるいは学校の校友会誌・文芸誌などが多く作られました。彼らの活動を支えていたのは、「まちの印刷屋さん」の存在です。
  当時文学を志した人々にとって活字を使って印刷する―活字になる―ということは、単に自分の著作物を印刷するということ以上に、とても思い入れがあることでした。
  福岡市城南区鳥飼にある「有限会社 文林堂」は、長年にわたり福岡の同人誌を「活字にした」印刷所です。かつて福岡の郷土文学を支え生み出してきた文林堂の記録と記憶は貴重な資料として大切に保管されています。福岡で郷土文学が花開く過程をずっと見て来られた店主の山田さんのおはなしとともに福岡の印刷史を辿り、現在も続く文林堂の「ありのまま」を体感してください。

【文林堂活版見学会】


■会期:令和元(2019)年11月18日(月)~11月23日(土・祝) 午前11時から午後4時まで 
■場所 :文林堂(福岡市城南区鳥飼5-2-18)/Google Map
■参加方法 :入場無料・見学自由

【活版印刷ワークショップ 山田さんのおはなしと活版体験会】

 まちの印刷屋さん「文林堂」店主・山田善之さんに当時のおはなしを伺いながら、実際に手フート印刷機(手動式の平圧印刷機)で名刺カードをつくります。

■日時:令和元(2019)年11月18日(月)~11月23日(土・祝)まで毎日開催
 午後1時開始、午後4時終了予定
■場所 :文林堂(福岡市城南区鳥飼5-2-18)/Google Map

■参加方法
・事前申し込み制(FAXまたはメール)。詳しい申し込み方法は下記をご参照ください。
・対象 小学生以上
・定員 各日10名程度
・参加費 1人500円

■申し込み方法
・FAXまたはメールで、2019年11月13日(水)までにお申し込みください。

・FAXでの申し込み
  FAX宛先 092-845-5019  申し込み用紙(PDFファイル・約300KB)
  申し込み用紙に記入して送信ください。PDFのプリントアウト環境のない方は、必要事項(参加者全員のご氏名・代表者のお電話番号・参加希望日(第2希望まで)。なお12歳以下の参加者の方は、年齢をお知らせください)を記載して送信ください。

・メールでの申し込み
  メール宛先 shishi.EPB@city.fukuoka.lg.jp
 ※件名を「活版印刷ワークショップ申し込み」などとし、本文に必要事項(参加者全員のご氏名・代表者のお電話番号・参加希望日(第2希望まで)。なお12歳以下の参加者の方は、年齢をお知らせください)を記載して送信ください。
  ※メールでお申し込みの場合、受け付け後に市史編さん室からメールが届きます。「@city.fukuoka.lg.jp」を受信可能なドメインに設定してください。

メール用テンプレート(※この通りでなくても構いません)
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件名:活版印刷ワークショップ申し込み

参加者氏名(代表者):
その他の参加者氏名: (※12歳以下の場合は、年齢をお知らせください)
 代表者電話番号:
 参加希望日(第1希望): 11月18日(月)・19日(火)・20日(水)・21日(木)・22日(金)・23日(土祝)
 参加希望日(第2希望): 11月18日(月)・19日(火)・20日(水)・21日(木)・22日(金)・23日(土祝)
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「文林堂活版見学会」イベントチラシ(PDFファイル、約2MB)

■『新修 福岡市史』ホームページ
■『新修 福岡市史』「福岡市史講演会」(開催予定のイベント)

(posted by たに)

【Feature Exhibition 1】Newspapers of Modern Fukuoka Oct. 22, 2019 (Tue)~Dec 22, 2019(Sun)




About emerging media and its promulgation

 

 The newspaper is a printed material distributed to an unspecified populace with the aim of informing the people with current news. The history of newspapers in Japan starts from the Edo period, when foreigners started to publish English papers. In the same period, the Edo bakufu government started to publish translated versions of a Dutch newspaper. However, the number of publications of those newspapers was limited, and there were not so many people who had access to them. In the Meiji period, daily newspapers were established one after another in Yokohama and Kyoto, and that triggered other cities situated in rural areas to publish their own newspapers. Some of them were the Nishikie Newspaper (Pictorial Newspaper created by using a method of Ukiyoe woodprint), the contents of which can be easily understood even without reading the articles. The first newspaper published in Fukuoka was the “Chikushi Newspaper”, established in 1877. The newspaper was printed once every three days and its publication lasted only four months. However, other successive newspapers also started publication. In 1880, the Fukuoka Daily Newspaper, Fukuoka’s first daily newspaper, was established. Together with the Fukuryo Shimpo Newspaper (which later changed its name to Kyushu Nippo), the Fukuoka Daily Newspaper increased the circulation of newspapers published in Fukuoka as a whole.

 This exhibition introduces the newspapers published in the Fukuoka area during the Meiji to Showa periods, along with notable events that happened in the timeline.

【기획전시실 1】근대 후쿠오카의 신문 2019년10월22일(화)~12월22일(일)



새로운 미디어의 탄생과 전개

신문은 시사에 관한 뉴스 등을 불특정다수의 사람들에게 전달하는 인쇄물입니다.
일본에서는 에도시대의 끝 무렵에 외국인이 영자 신문을 창간한 것 외에 막부에서도 네덜란드어 신문의 번역을 발행하였습니다. 그러나 이들 신문은 발행 부수가 한정되어 있어 많은 사람들에게 전해지지는 못했습니다.
근대에 들어서면서 요코하마, 도쿄에서 일간(1일 1회 발행) 신문의 창간이 이어졌으며 지방 도시에서도 신문을 발행하기 시작했습니다. 문자를 읽지 않아도 기사의 내용을 알 수 있는 <신문 판화> 또한 발행되었습니다.
후쿠오카 최초의 신문은 1877년 발행의 <지쿠시신문>입니다. <지쿠시신문>은 3일에 한 번 정도의 발행 횟수였으며, 4개월 만에 폐간되었지만 그 후에도 새로운 신문이 계속해서 발행되었습니다. 1880년에는 후쿠오카 최초의 일간지 <후쿠오카일일신문>이 발행됩니다. <후쿠오카일일신문>은 1887년 창간한 <후쿠료신보>(후에 <규슈일보>)와 함께 후쿠오카 신문 발행 부수를 늘려나아갔습니다.
이번 전시회에서는 근현대 후쿠오카의 신문과 함께, 당시 세간을 떠들썩하게 했던 뉴스들을 소개합니다.

【企画展示室1】近代福岡の新聞 10月22日(火・祝日)~12月22日





新しいメディアの誕生と展開



 新聞は、時事に関するニュースなどを不特定多数の人びとに伝達する印刷物です。

日本では、江戸時代の終わりに外国人が英字新聞を創刊したほか、幕府でもオランダ語新聞の翻訳を発行しました。しかし、これらの新聞は発行部数に限りがあり、多くの人の手に行きわたるものではありませんでした。

 明治時代に入ると、横浜、東京で日刊(1日1回発行)の新聞の創刊が相次ぎ、地方都市でも新聞が発行されるようになります。文字を読まなくても記事の内容が理解できるような「新聞錦絵」も発行されました。

福岡初の新聞は、明治10年(1877)発行の『筑紫新聞』です。『筑紫新聞』は、3日に一回程度の発行で、4ヶ月で廃刊となりましたが、その後も新たな新聞が発行され続けました。明治13年には、福岡初の日刊紙『福岡日日新聞』が発行されます。『福岡日日新聞』は、明治20年に創刊された『福陵新報』(のち『九州日報』)とともに、福岡の新聞の発行部数を伸ばしていきました。

 本展覧会では、明治から昭和の時代の福岡の新聞と、当時世間を賑わしたニュースを紹介します。

【企画展示室3】ふくおか発掘図鑑10~ミクロの考古学~ 令和元年10月8日(火)~令和2年1月10日(日)




肉眼で見ることができない小さな世界
福岡市では毎年数十件の発掘調査が行われ、これまでに千件を超す発掘調査が行われました。発掘調査では、土器や石器・青銅器・木製品などさまざまな遺物が出土しますが、中には肉眼では見ることのできない微細な遺物も出土します。
また土器や石器に残された微細な痕跡が後から見つかることもあります。これらの微細な遺物や痕跡は、発掘現場から持ち帰った土や土器などを、顕微鏡をのぞくことによって発見されます。
 例えば、土の中に残された花粉や寄生虫の卵、土器を作るときに粘土の中に混ざった虫や植物の痕跡などは肉眼で見つけることはできません。一方、青銅器や鉄器に残った布などは、顕微鏡を覗くことによって材質が判明できます。
今回は、これらの微細な遺物や痕跡など、発掘調査から覗いた、ミクロの世界を見学に行きましょう。 

【Feature Exhibition 3】Compilation of Fukuoka’s Excavation Research #10 Oct. 29. 2019 Tue – Jan. 19. Sun




Archaeological study of microscopic world



 In Fukuoka city, scores of excavation research projects are conducted annually, and the total number of the projects held in Fukuoka was building up to be a thousand cases or more.

In excavation projects, researchers find artifacts such as an earthenware, stone tools, bronze ware and wooden items. Along with those findings, they have even found something that cannot be seen with the naked eye. Researchers only realized the significance of their discovery after bringing back the excavated items to the lab to be observed under the microscope. What they discover varies from pollen, parasite eggs, bugs, and even traces of plants that were accidentally included in the clay during the process of making earthenware. None of these miniature objects can be found without the help of a microscope. By using microscopes, researchers can even identify the material of the clothes which adhered to bronze ware or iron ware.

 This exhibition invites you to the microscopic world revealed through numerous excavation research projects in Fukuoka. 

기획전시실 3 후쿠오카 발굴도감 10 <마이크로의 고고학> 2019년10월29일(화)~2020년1월19일(일)



육안으로 확인할 수 없는 자그마한 세계

후쿠오카시에서는 매년 수십 건의 발굴조사가 실시되어, 지금까지의 수가 건에 다다릅니다. 발굴조사에서는 토기나 석기, 청동기, 목제품 다양한 유물이 출토됩니다만 개중에는 육안으로 없는 미세한 유물들도 존재합니다.



또한 토기나 석기에 남겨진 미세한 흔적이 나중에 발견되는 경우도 있습니다. 이러한 미세한 유물의 흔적은 발굴 현장에서 채취한 흙이나 토기 등을 현미경으로 관찰함으로써 발견됩니다.



이를 테면 속에 남겨진 꽃가루나 기생충의 , 토기를 만들 당시 점토 속에 섞인 벌레나 식물의 흔적 등은 육안으로 없습니다. 한편, 청동기나 철기에 남겨진 등은 현미경을 들여다 봄으로써 재질이 판명됩니다.



이번에는 이러한 미세한 유물의 흔적 , 발굴조사에서 엿볼 있는 마이크로의 세계를 관찰하고자 합니다.