2022年6月19日(日)まで開催中の「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」。
展示作業中に、担当者が感じたことや、監修の中野智章先生にうかがったお話などから、資料に関するウラ話をご紹介します。
今回ご紹介するのは、コチラ!
No.96 黄金の顔を持つパヘルペンエスの像
って、あれ?
なんだか不機嫌そうな顔してませんか?(注:担当者の主観です。)
別の角度からは・・・やっぱり。(再注:担当者の主観です。)
なんかあったのかな?
ちょっと失礼して後ろも拝見。
えっ?あれっ?!
銘文が刻まれているはずの背中部分が空白!!
何やら下書きらしき線はあるのに。
よく見ると、台座側面のヒエログリフも途中までの書きかけ。
まさかの未完成?!
中野先生によると、もともとこの台座はプタハという神の像につけられるタイプで、本当にパヘルペンエスの像に付属していたものかは今後研究の余地があるとのこと。
もしかしたら、ちがう台にのせられているから、ちょっと不機嫌な顔なのかぁ・・・(再々注:担当者の主観です。)
(古代エジプト展担当)
0 件のコメント:
コメントを投稿