2016年1月23日土曜日

【朗報】福岡市博物館がGoogleアートプロジェクトに参加。コタツに入りながら金印やへし切や日本号に会えるらしい。

学芸課の宮野です。
最近もらったプレゼントでうれしかったものはなんですか?

実は福岡市博物館は毎年たくさんの「プレゼント」を市民の皆様から頂戴しています。とはいえ、ここでいう「プレゼント」は美味しいお菓子や花束ではなく、福岡の歴史やくらしの語り部となってくれる大切な資料のことです。当館所蔵資料の大部分は皆様からのご寄贈資料で構成されているのです。
現在絶賛開催中の新収蔵品展も、ご寄贈者様への感謝を込めて開催するのはもちろんのこと、当館の資料収集活動を皆様に知って頂くために毎年実施している展覧会です。本展は常設展示、企画展示とあわせて200円(一般)でご覧いただける大変お得な特別展で、展示品も多彩です。1月31日までとなっておりますので、ぜひご覧下さい。

さて、そうして収集してきた資料の数は開館25年が経った現在、なんと12万件以上にものぼっています。資料の情報は毎年発行する収蔵品目録や、館内のデータベースで公開してきましたが、なかなか追いつきません。また、ホームページ上でも見られるようにしてはどうかといったご要望もたくさん頂いており、何か対応しなければと以前から職員一同考えておりました。

そんな折、「YOUの博物館もアートプロジェクトに参加してみないか?」とGoogle様よりお誘いがありまして、他の福岡市のミュージアム2館(福岡市美術館福岡市アジア美術館)と共に参加させてもらったのがちょうど1年前だったでしょうか。

今回ようやく公開にこぎつけまして、当館自慢の186点の所蔵品を第一弾としてインターネット上に公開しました。さらに、「ミュージアムビュー」といって、館内を自由に歩き回れるページも作成しておりますので、なかなか福岡までお出でになれない方や、改めて展示内容を振り返りたい方、ご来館の前に色々と施設を確認しておきたい方など、お役立ていただければ何よりでございます。

アートプロジェクトのページはこちらからどうぞ→福岡市博物館Google Art Project

公開する資料は今後も随時増やしていく予定で、Web上の仮想展覧会も出来る仕様になっておりますので、今後の動向にもご注目下さい。


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