2016年3月23日水曜日

“がんばれカタツムリ!”~アール・ヌーヴォのガラスから作品紹介

“がんばれカタツムリ!
花器(ブドウとカタツムリ)/作品番号112
©Museum Kunstpalast, Düsseldorf,
Foto: Studio Fuis-ARTOTHEK

【ちょこっと解説】

縁までのぼっていくかのようなカタツムリ、思わず「がんばれ~」と応援したくなります。カタツムリもですが、より注目してもらいたいのは、素地の部分。素地を丁寧にみていくと、様々な色ガラスが混じり合っていたり、重ねられていたり、科学の力を使って酸でガラスを溶かしたり、表面を槌の目状にボコボコにしてみたり・・・といくつものガラスの装飾技法を駆使してつくられていることが分かります。あらためて【ちょこっと解説】で紹介したアール・ヌーヴォー初期のガラス(作品番号3、10、13など)とくらべると随分と色ガラスの使われ方や技法が変化してきましたね。会場でも、ガラスの色や技法の変化にも注目して観覧してみてくださいね。(学芸:河口&末吉)

作家名などの詳細は下記出品目録をご覧ください

posted by 広報担当 いわさ

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