2016年12月23日金曜日

学芸員レポート~その3~

みなさんは展覧会を見に行った時には、展示以外には何を楽しみにしていますか?私は各展覧会の物販コーナーを毎回楽しみにしています。物販コーナーに必ずと言っていいほど置いてあるのが、展覧会図録(カタログ)。展覧会の見所だけでなく、ほぼ全部の展示作品が、美しい写真とデザイン、詳しい文章で紹介されており、家に帰ってからも楽しめるものです。




今回のフィンランド・デザイン展でも、オリジナル図録の制作が着々と進められています。
展覧会を巡回する5館の担当学芸員だけでなく、フィンランド在住のムーミン研究家・森下圭子さんも執筆を担当。今回の展覧会へ出品されている作品の写真だけではなく、作家や企業の歴史、コラムなど、盛りだくさんな内容となっています。

現在は、執筆した文章をデザイナーさんがレイアウトし、それを校正している段階です。
フィンランド・デザイン展を担当しているのに、フィンランドに行ったこともなければ、美術の専門家でもない、ただフィンランド・デザインが好きなだけの私・・・。執筆を担当した箇所は少ないですが、色々な本を読んで、頭をう~んとひねりながら書きました。(もちろん、デザインの専門家のチェックは入っていますよ!)

自分が書いた文字だけのデータが、様々な色や文字のスタイル、写真とともに出来上がってくるのを見ると、展覧会に対するイメージがますます膨らんで、わくわくしてきます。物販を担当している方からの最新情報によると、展覧会図録がぴったりと入る素敵なバッグも製作中とのこと!!アルテック社のテキスタイルで誰にでも使いやすいデザインですね。肩からかけられる紐の長さも嬉しいところ。


フィンランド・デザイン展を何度でも楽しめる図録を、ぜひ会場でお確かめください。

サブ担当学芸員:ふくぞの(フィンランド展に触発されてインスタグラム始めました)

0 件のコメント:

コメントを投稿