昨年度の「経塚フロンティア2015」に引き続き、今年度は「経塚フロンティア2016」を開催中です。
今回は、奈良国立博物館から重要文化財を含む多くの経塚関連資料をお借りして展示しています!
「経塚(きょうづか)」って聞き慣れない言葉ですよね。
お経を書き写して地面に埋めた遺跡のことを言います。平安時代に流行したものです。
書き写したお経や、それを入れる容器は、とても手が込んでいます。
美しいものもたくさんあり、作った人たちの思いの深さが感じられます。
経塚が作られた理由の一つに、仏の教えが行われなくなる末法(まっぽう)という世の中になってしまうという考え方があります。(ちなみに、現在は末法の世です。)
それは大変だ!ということで、第2の釈迦が現れる56億7千万年後に向けて、お経を地面に埋めたのです。
56億7千万年後・・・!
気が遠くなるような数字ですよね。想像も付きません。
しかし、かつての人々はその未来を信じ、思いを込めて経塚をつくったのでしょう。
そのほかにも経塚がつくられた理由はありますが・・・詳しくは企画展示室でご覧ください!
※「経塚フロンティア2016」の展示室内は、撮影禁止となっています。ご了承ください。
(Posted by ふくぞの)
写真:奈良国立博物館提供
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