2020年12月28日月曜日

福岡市博休館中通信  博物館は休館中でも「出前学習」は盛況です☆ (しめ縄づくり編)

  博物館は休館中でも、博物館の教育普及担当スタッフは、福岡市内の学校に体験学習プログラムをたずさえて出かけています。(「出前学習」と呼んでいます)

しめ縄づくりを始める前のレクチャーの様子

 12月は、しめ縄作りの体験学習を希望する学校が多いです。

 稲作のはじまりやワラを使った道具の数々などについての解説を経て、実際にワラを綯(な)い、しめ縄を作る体験を小学校で実施しています。

小学生が自分で綯(な)ったワラを、輪にした状態

 稲作が伝わった歴史や、コメを食べる以外のイネのさまざまな用途を学ぶことで、小学生は、イネが日本人の暮らしに深く結びついていることを実感できるようです。

造花などで華やかに飾った2つの輪じめ(輪飾り)の様子

 さらに、ワラは燃料になったり、その灰は土の肥料になったり……ワラを活用しつくす、先人たちから受け継がれてきた知恵も知ることもできます。

 しめ縄づくりの学習を通じて様々な発見をした小学生は、笑顔いっぱいです。

 私たち教育普及担当のスタッフは、その笑顔からエネルギーをもらい、次の学校の出前学習を頑張ることができます。

posted by 運営課 帆足

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