THE ASTONISHING WORLD OF GIANT LANTERN PAINTINGS 会期:2024年9月13日(金)~11月4日(月・振休) 会場:福岡市博物館 |
この秋、福岡市博物館では、特別展「大灯籠絵」を開催します。
展覧会の開催に向けて、「大灯籠絵」にまつわる話題をお届けします。
「大灯籠絵」にはヒーローが活躍する物語の一場面が多くあります。
酒呑童子(しゅてんどうじ)退治や土蜘蛛(つちぐも)退治の伝説で有名な源頼光は、
複数の「大灯籠絵」に登場しています。
酒呑童子退治/大浜流灌頂継承保存会 大江山(京都府)に住み、都の姫君をさらっていた鬼=酒呑童子を 源頼光とその配下の四天王が退治し、酒呑童子の首をはねた場面 |
大江山土蜘蛛退治図/福岡市漁業協同組合箱崎支所 病床にありながら、配下の四天王とともに 巨大なクモの妖怪=土蜘蛛を退治する場面 |
大江山鬼神退治之図/福岡市漁業協同組合箱崎支所 酒呑童子退治の様子 |
「伝説」で有名ではありますが、源頼光(948~1021)は実在した人物です。
今年2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の主要登場人物である
藤原道長(966~1027)と密接なかかわりがあります。
988年に藤原道長の父で関白の藤原兼家(929~990)が
新邸を造った際の祝宴で、馬30頭を贈ったといいます。
また、1016年に藤原道長の土御門殿(つちみかどどの)が焼失し、
1018年に新造されたとき、
源頼光は家具・調度いっさいを献上したのだそうです。
8月25日放送の第32話は、1005年という設定でしたから、
この先、源頼光が「光る君へ」に登場することもあるかもしれませんね。
(by おーた)
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