福岡市博物館では、2026年2月21日(土)から4月12日(日)まで、特別展「魔法の歴史スコープ~見つめてみよう福岡の今~」を開催しています。「人と環境の関わりの歴史」に焦点をあわせて、「今」そして「未来」を考える展覧会です。
このブログでは、展覧会を楽しむためのアレコレを紹介したいと思います。
3月26日(木)まで、福岡市動植物園で「Fukuoka Flower Show」が開催されています。
それにあわせて、福岡市博物館では企画展「花爛漫の江戸時代」を4月19日(日)まで開催中です。
「魔法の歴史スコープ」鑑賞ガイド
第7回では、西日本短期大学緑地環境学科(まちづくり研究部)のみなさんによる、花があふれる空間演出作品をご紹介しました。
今回は、専門学校 福岡ビジネス・アカデミー フラワービジネス学科のみなさんによる「アーティフィシャルフラワーで甦る、江戸時代の花々」を紹介します。
江戸時代の植物図鑑『本草正画譜』、福岡藩の幕末の殿様が描いた『本草図』、そして振袖にあしらわれた藤の花が、アーティフィシャルフラワー(造花)で再現されています。
また、江戸時代の屏風をモチーフに、来場者がみんなで、花を満開にしていく参加型の展示もあります。
まずは、このコーナーに展示している振袖からご覧ください。
藤色ではないフジの花が咲いています。
フラワービジネス学科のみなさんによると
「キバナフジ(黄花藤)という明治時代の初めころに日本に入ってきた植物では?」
ということでした。
博物館では、この振袖は江戸時代の後半(18世紀)頃につくられたものと考えていたので、
「明治時代初め(19世紀後半)に日本に入ってきた植物が描かれているとは、一体どういうこと?」と、謎がうまれました。
博物館のスタッフは、「ちょっと色がちがうフジの花」としか思っていなかったので、
「ほう、そうなんですね」と学生さんたちに教えられた一コマです。
この黄花藤は、アーティフィシャルフラワーになって振袖から抜け出し、展示室で花爛漫に咲き誇っています。
続いて梅牡丹鴛鴦図屏風
こちらは、企画展示室の「花爛漫の江戸時代」で展示中。
この屏風は、博物館が開館するまえ、1985年に収集したものです。
「梅牡丹鴛鴦図屏風」という名称で収蔵品目録に掲載してきました。
歴史担当の学芸員Tは、
今回、フラワービジネスを学ぶ学生さんたちに見てもらったところ、
「葉の形とトゲの具合から、これはバラだと思って再現しました。
絵画表現だからか、花だけ見るとボタンにもみえますよねぇ」とのご意見。
「ホントにそうですね!!」
学生さんたちのおかげで、学芸員Tのモヤモヤは解消されました。
この屏風から、制作してもらったのが、こちら↓
来場者のみなさんに、花を貼り付けてもらい、花爛漫な様子をつくりだしていこうという仕掛けです。この写真は、展覧会オープン直前の様子。
そして、次の写真が3月上旬の開花状況です。
画面からあふれ出すほどに花が咲き誇っています。
さて、このコーナーに飾られているアーティフィシャルフラワーは、
『本草正画譜』や『本草図』などに描かれている花々を再現していただいたものです。
『本草正画譜』と『本草図』は、特別展「魔法の歴史スコープ」、企画展「花爛漫の江戸時代」、常設展の江戸時代のコーナーで、ご覧いただけます。
特別展「魔法の歴史スコープ」の観覧券で、常設展・企画展も見ることができるので、是非あわせてご覧ください。
とはいっても、全ページを展示することできません……
ここで朗報です!!
国立国会図書館が開発・運用しているJAPAN SEARCHに
“博”花繚乱~福岡市博物館に咲き乱れる花々~
ここでは、『本草正画譜』と『本草図』の今回展示していないページもご覧いただけます。






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