福岡市博物館では先週、市内の院内学級の児童さんに向けて、今回で2回目となる「博物館常設展示室オンラインツアー」を行いました✨
教育普及担当が、院内学級の児童さんとつながったデバイスをもって常設展示室へ。
たくさんの展示資料のなかから選りすぐりの資料を、画面を通してご紹介しました。
資料の選定は、担任の先生にリクエストいただき、主に、教科書で取り上げられているものや、歴史の学習の復習になるものが選ばれました。
▲オンラインツアーの様子。 弥生時代、福岡周辺で誕生した土器の展示コーナーをご紹介しています。 |
今回のオンラインツアーでは、展示資料に加え、模型や地図、実際の遺跡の写真など、よりイメージの膨らむ解説資料もあわせてご紹介しました。
▲穂積み具(石庖丁)の展示の前で、その使い方を説明しています。 中央の穴に紐を通し、そこに指を入れて握り、穀物の穂、とくに稲の穂を摘み取っていました。 |
▲資料の大きさが伝わるよう、教育普及担当も体を張ります! 弥生時代、北部九州に暮らした人が、亡くなった人を埋葬するときに使っていた「甕棺」の前で。写真は、成人用の甕棺。サイズ感、伝わりますか? |
▲日本で最も古い農耕集落の一つとされる「板付遺跡」のジオラマを解説しているところ。 集落は台地の上にあり、周囲にはぐるりと濠がめぐらされています。 当時の人々のくらしに想像がふくらみます。 |
▲なんともユニークな形の兜。 これは、源平合戦の古戦場である一の谷の急な崖を表現しています。 (「銀泥塗一の谷形兜(ぎんでいぬりいちのたになりかぶと)」といいます)。 初代福岡藩主黒田長政は、同じ形の兜を関ケ原の戦いで着用しました。 |
実は、歴史はあまり…💦と仰っていた児童さんですが、楽しげに話を聞いたり、疑問に思うことは教育普及担当に尋ねたり、双方コミュニケーションを取りながらのツアーとなりました。博物館の楽しさ、歴史を学ぶ面白さを知っていただけたら嬉しく思います😊
当館では、教育普及担当によるオンラインツアーを実施しています。
ご紹介する資料や内容は話し合いのうえ、できる限りご希望に沿いながら、楽しく学べる機会をご提供できたらと考えています。
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