THE ASTONISHING WORLD OF GIANT LANTERN
PAINTINGS
会期:2024年9月13日(金)~11月4日(月・休) 会場:福岡市博物館
この秋、福岡市博物館では、特別展「大灯籠絵」を開催します。
展覧会の開催に向けて、「大灯籠絵」にまつわる話題をお届けします。
お祭りや祝い事のときに、家の入り口に張る長い幕(長さ10メートル以上のものもある)「幔幕」をご存じですか?
武家が陣営に張った陣幕や、お祝いの際に張る紅白幕も「幔幕」です。
博多では、100年くらい前、大正時代頃まで、
筥崎宮(福岡市東区箱崎一丁目)の秋のお祭り・放生会の際に、
お参りがてら家族や町内のひとたちと筥崎宮近くの松原にでかけ、幔幕を張って、
飲食などを楽しむ「幕出し」という習慣がありました。
幔幕の意匠はいろいろありますが、
博多では、「このデザインはあの町」という意匠があります。
「金魚」「雀踊り」「角力取り」「七福神」などが、その代表格でしょうか。
「大灯籠」を飾る町のなかでは、
大浜(福岡市博多区大博町)の「あやめ」の幔幕があります。
▲明治2年(1869)製作 |
▲明治28年(1895)製作 |
▲明治32年(1899)製作 |
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