2024年6月12日水曜日

特別展「大灯籠絵」を楽しむために その5 特別展「大灯籠絵」の顔

 

この秋、福岡市博物館では、特別展「(おお)(とう)(ろう)()」を開催します。

展覧会の開催に向けて、「大灯籠絵」にまつわる話題をお届けします。

 

現在制作中の特別展「大灯籠絵」のポスターのメインビジュアルはこの人

荒木あらきまた右衛門えもん(15981638)です。

 

歌舞伎などに詳しい方は、「あぁ、あの」とご存じかもしれません。

曾我兄弟、赤穂義士とならぶ日本三大(あだ)(うち)のひとつ、

「鍵屋の辻の決闘」あるいは「()()(ごえ)の仇討」として有名な仇討事件の主要人物です。

1634年、岡山藩士渡辺数馬が荒木又右衛門の助太刀で、河合又五郎を討ち取ったという事件で、

歌舞伎の演目や映画などの題材にもなっています。

大灯籠絵全体は↓こんな感じです。

大灯籠絵「伊賀越敵之図」 筥崎宮蔵

サイズは、縦約180cm×横約375cm、ちょうど畳を4枚ならべたくらい。

画面中央で、敵に囲まれながら睨みをきかす荒木又右衛門の姿は、

今回の展覧会で展示予定の大灯籠絵のなかでも、一二を争う迫力です。

はてさて、この荒木又右衛門が、どんな風にポスターとなって登場するのか、

どうぞ、お楽しみに!!

(by おーた)

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