2024年9月11日水曜日

特別展「大灯籠絵」を楽しむために その18 福岡県指定有形民俗文化財「大浜流灌頂大灯籠」すべて展示

THE ASTONISHING WORLD OF GIANT LANTERN PAINTINGS
会期:2024年9月13日(金)~11月4日(月・振休)  会場:福岡市博物館

 この秋、福岡市博物館では、特別展「(おお)(とう)(ろう)()」を開催します。

展覧会の開催に向けて、「大灯籠絵」にまつわる話題をお届けします。


いよいよ特別展「大灯籠絵」の開幕が近づいてきました。

この展覧会では、福岡市内の「大灯籠絵」が初めてすべて集まります。

そして、福岡県指定有形民俗文化財の9点の「大灯籠絵」はすべて実物で展示です!!

(ほかの「大灯籠絵」は一部、資料保護のため写真や複製での展示があります)


県指定文化財の「大灯籠絵」は、いずれも海老﨑雪渓(1876~1941)が描き、

大浜の皆さんが守り伝えてきたものです。

9点すべて、幅4メートルを超える「大灯籠絵」のなかでも特に大きなサイズ。

大画面に力強い武者絵の迫力は、実際に見てみないとなかなか体感できません。

さらに、9点のうち6点は、3基の「大灯籠」にしたて、灯籠の内側からの灯りでご覧いただくという趣向です。

福岡県指定有形民俗文化財 海老﨑雪渓「尼ケ崎大合戦」/大浜流灌頂継承保存会

今年の大浜流灌頂で飾られている「尼ケ崎大合戦」(2024年8月24日撮影)

展覧会では、現役を退いた「大灯籠絵」も展示しますが、
大浜流灌頂のように現役の「大灯籠絵」も多数集結します。
是非、会場にお越しください。

(by おーた)

2024年9月4日水曜日

特別展「大灯籠絵」を楽しむために その17 講演会のご案内

THE ASTONISHING WORLD OF GIANT LANTERN PAINTINGS
会期:2024年9月13日(金)~11月4日(月・振休)  会場:福岡市博物館

この秋、福岡市博物館では、特別展「(おお)(とう)(ろう)()」を開催します。

展覧会の開催に向けて、「大灯籠絵」にまつわる話題をお届けします。


さて、9月に入り、特別展「大灯籠絵」の開幕まで10日をきりました(汗)

担当学芸員Kは、もちろん、Kの補佐役の学芸員Nや学芸員Sも追いつめられつつある今日この頃です。

ところで、展覧会オープンの翌日9月14日には、

開催記念講演会を福岡市博物館で開催します。


演題:仏教と民俗─”十三塚”考をめぐる貝原益軒と柳田国男を中心に

講師:佐野賢治氏  神奈川大学名誉教授・(公財)農村文化研究所長

日時:令和6年9月14日(土)  13時30分~15時

会場:福岡市博物館1階 講堂   定員:240名

事前申込・参加費は不要です。

※特別展の観覧券もしくは半券の提示が必要です。

※当日は13時に開場し、先着順でご入場いただきます。


講演会をお聴きいただければ、「大灯籠」を飾る行事の背景について、

理解が深まること間違いなし!!

仏教民俗学の視点から、貝原益軒の死生観についてもふれる内容だそうです。

是非、ご来場ください。


この講演会のほかにも、会期中には、

ギャラリートークなども開催予定です。

福岡市博物館の公式X(旧Twitter)などでもお知らせしますので、

お見逃しなく!!

(by おーた)